収穫期の一日

忙しいです。
豆の成長は待ったなし、土日も平日も関係ありません。
うちの畑では、1カ月かけて豆を収穫できるよう、
4月中旬に、時期を少しずつずらして植え付けをしています。
最初に植えたところから取り頃を迎えるので、ここを一番に収穫。
取り終えたら、次に植えたところ。全部取ったら、また次を……。
と、うまくいけばいいのですが、
実際には、全部取り終える前に、次の豆が取り頃を迎えてしまうことが多いのです。
さらに、豆の取り頃は3、4日しかありません。
仕方なく、取り残して次に移ることになります。
例年、8月最終週にかけては
豆の成長に追いかけられるような状態になっています。
全ての豆を取り切れる年はないので、
その分も計算して余裕を持って植え付けをし、
取り切れなかった豆は翌年の種にします。
ちなみに、わが家の収穫期の一日はこんな感じです。
午前3時~4時
身支度を済ませて、目覚ましの水を一杯飲んだら畑へ。
昼間は日によっては40度近くまで気温が上がりますが、
早朝はとても涼しく、長袖を着て作業をします。
冬には吹雪で、家の近所でも遭難するくらいなので、
一日の中でも年間でも、寒暖の差がなかなか激しいです。
午前5時半
1日当たり150キロから250キロのだだちゃ豆の収穫終了。
作業場に持ち帰って、脱サヤ(枝からサヤを外す作業)をします。
サヤを外した枝は、畑に戻して肥料にします。
午前6時
朝ごはんです。
午前8時
脱サヤを再開。
途中、みんなでメロンやスイカをいただく休憩を挟みながら、
選別、箱詰め・袋詰めして出荷までを、できるだけ午前中に終わらせます。
正午
昼ごはんです。
午後
午前の作業の残りがあればそれを済ませ、
あとは事務作業の時間に充てます。
午後9時~10時
子どもたちと一緒に就寝。
翌日の作業に備えます。
8月の終わりにかけて、作業はどんどん忙しくなり、
それとともに、豆の味が乗ってきます。
まだ召し上がっていない方は、ぜひ一度。
一度お買い上げいただいたお客さまも、どうぞ食べ比べをしてみてください!