豆づくりと人の手

世の中の多くの業界と同様、農業も自動化が進んでいます。
豆づくりも例外ではなく、植え付けから出荷まで、あらゆる作業の機械化が可能です。
技術の進歩はまさに日進月歩、機械に取って代わられる仕事はどんどん増えています。
そんな中でも、やはり人の手で行いたい作業があります。
例えば、肥料やり。
いつ、どんな肥料をどの程度やればいいのか
これは代々の言い伝えと長年の勘によるところが大きいので
機械に任せることはできないと私は思っています。
それから選別。
機械を使えば虫食いなんかも見つけられて
規格外の豆はエアで弾き飛ばしてくれるのですが
言われたことはきちんとするけれど、言われたことしかできないのが機械です。
その点、人間は考えながら動くということができます。
選別も、わが家では人の手で行っています。
というわけで、忙しい収穫期には多くの人手が必要です。
ここ10年くらい、うちの畑には頼もしい助っ人が来てくれています。
山形大学のバトミントン部の学生さんたちです。
ほとんどの方が農学部の学生さんなのですが
若さはもちろん、根性もあって
わが家にとって、なくてはならない存在になっています。
二人の娘たちも戦力です。
虫はきらいだけど畑は大好きな娘たち、苗植え、選別、袋詰めと大活躍です。
私も小さいころ、全裸で泥んこまみれになっている写真があります。
手伝っているのか、遊んでいるのか定かではありませんが
畑仕事がずっと私のそばにあったことは間違いないようです。
最後に、うれしいお知らせがあります。
東京と岡山の居酒屋さんで、與惣兵衛のだだちゃ豆を提供していただけることになりました!
東京は渋谷横丁内の東北食市さん(8月4日オープン)
岡山は、かしわや小林さん(https://kotori-foods.com/kashiwaya/)です。
収穫期には今年のものを、それ以外の時期は冷凍のものを召し上がっていただけます。
ウイルス感染には十分お気を付けの上、お近くの方はぜひお立ち寄りください!
今年も、みんなの手で育てただだちゃ豆、全力で収穫作業中です。
ご自宅で、お店で、どうぞご賞味ください!